欽ちゃん劇団ブログ

飯野雅彦の過去ログ

飯野雅彦の過去の書き込みです。

痛快、熊っぷり!

ニバル疲れ様です!
本日は恵比寿にてCANNIBAL CORPSEの地獄の来日公演に参加!
今回は真っ正面からじっくり堪能出来た!しかしあんなにストイックなバンド無いですよ。感動的でした。ヴォーカルのジョージの相変わらずの熊っぷりも感動的でした〜。
前回(クアトロ)より箱がデカくなった分その音もデカいデカい!
ツーバスのブラストビートが地震の様でもうたまらん!
MCも「俺は世界中どこでも好きな物がある。それは…PUSSYだ〜!」なんつってもう最低!爆笑ですけどね〜。
ニューアルバムからは3曲と順当。『KILL OR BECOME』は思わず口ずさんでしまう。
いやはや痛快な90分でした。
ではまた2年後に!

嵐を見守る

油疲れ様です!
スコットランド、UKから独立か?のニュースを聞く度に私は思い出す。それはJETHRO TULLの1979年のアルバム『STORMWATCH』の事をだ!
このアルバムは1975年より始まった北海油田の発掘・生産に伴った環境破壊問題や、原発等のエネルギー問題に対して警鐘を鳴らすというコンセプトで作られている。
裏ジャケットには巨大な北極熊が石油コンビナートの施設を破壊する様子が描かれている。これでイアン・アンダーソンの立ち位置は明確だ。
1曲目、その名もズバリ『NORTH SEA OIL』(北海油田)という曲では、限りある資源や不確かなエネルギーに依存する人々の様子を皮肉たっぷりに歌っている。
その歌詞の中には『FEARS(恐怖)』と『NUCLEAR(原子力)』いう韻を踏んでいて興味深い。
そしてアルバムは『ELEGY』(哀歌.悲歌)という祈りにも似たインストナンバーで幕を下ろす。
しかし北海油田はもう10年保たないとの話も聞く。
どうなるスコットランド?

湖畔にいる。
琵琶湖位の大きさの湖の向こうには沈み行く夕日が見える。
湖畔はキャンプ地というよりも旅館や商店街の様な商業施設が多く、この地で宿泊していく旅行者も多いみたいだ。
私は父親と旅をしている様なのだが、この父親は私の実際の父親とは違う人物だった。
茶色のスウェードの上着のその男と私はこの場から去ろうとしていた。
ちょっと歩くと駅があった。
寂れた駅の窓口で駅員に尋ねると、なんともう終電車は出てしまったとの事だ。まだ夕方だというのに!
仕方なく2人は宿を探すことにした。
辺りはすっかり暗くなってしまった。
そんな中ぼんやりとオレンジ色に浮かび上がったたたみ一畳位の布の簾が先に見えた。
そこには(多分)筆でサスサッと読めない(多分)文字が書かれてあった。
そしてその脇から「どうぞ」みたいな顔をした女将が出て来た。

(中央線っぽい)線路があって、その両脇に高い網があって、そしてその向こうに道路があって、その道路沿いには小さな商店が軒を連ねている。
そんな良くある街並み。
その商店の中の一つである呉服屋の店頭に私は立っている。
雰囲気としては「誰かを待っているので暇つぶしにちょっと呉服屋でも見てみようか」といった感じだ。
という訳で私は店頭に「ワゴンセール」みたいに並べられていた端切れをチラチラと見ていた。
あっ、と気付いたらワゴンの横に緑っぽい色の和服姿の女性(20代前半)が申し訳なさそうに立っていた。
すると今度は、ガラガラとガラス戸を開けて店の中から灰色っぽい色の和服姿の女性(30代後半)が出て来た。
そして緑和服を見つけるやいなや
「あなたね、ここは老舗なんですからね。分かっていますか?あなたね、ここは老舗なんですから。」
と、灰色和服はやたらと「老舗」を強調しながら何らかの躾(パワハラまがい)をしている様だった。
暫くは店頭で私と緑と灰色の3人で何とも言えない雰囲気に包まれていたのだが私はいたたまれなくなり、その場を立ち去ろうとスッと振り返ると、そこには7、8人の野次馬がいて灰色の躾を見守っていた。
空は曇っていた。

社会派デス

食疲れ様です!
好きなアーティストの新譜をワクワクしながら買いに行き、じっくり腰を落ち着けて聴く。
これ以上の至福の時は…無い…涙…。
っという訳でCANNIBAL CORPSEの2年ぶりの新譜『A SKELETAL DOMAIN』を聴く!
いや〜なんとグルーヴィーか!大好きだった前作以上に「歌える」ぞ!
音の分離も良い。バンドの核となるベースの音がよりパーカッシブで粒揃い感、数珠繋ぎ感も最高。
アートワークも割と「カッコ良い」寄りだし(斧を持つ姿もいつもよりふざけていない。モデルみたい!板についている!血もついている〜。)もしやこれはビルボードアルバムチャート初登場で奇跡のトップ10入りもあるかも…。
歌詞にも目を通してみると、もはやかつての「只とにかく不気味な事を言う」の領域を通過し、実に『社会派』を感じさせる内容に昇華していると言って良い。
その歌詞で表現されている世界というのは絵空事ではなく、実は紛争地域は勿論の事、社会、家庭、医療機関等の日常生活の中で現実に行われていて中々表に出てこない事象を描いているにすぎない。それを極端だが正直にめくり出すのがコープスのやり方なのである。
いや〜来日公演、楽しみデス!