嵐を見守る

油疲れ様です!
スコットランド、UKから独立か?のニュースを聞く度に私は思い出す。それはJETHRO TULLの1979年のアルバム『STORMWATCH』の事をだ!
このアルバムは1975年より始まった北海油田の発掘・生産に伴った環境破壊問題や、原発等のエネルギー問題に対して警鐘を鳴らすというコンセプトで作られている。
裏ジャケットには巨大な北極熊が石油コンビナートの施設を破壊する様子が描かれている。これでイアン・アンダーソンの立ち位置は明確だ。
1曲目、その名もズバリ『NORTH SEA OIL』(北海油田)という曲では、限りある資源や不確かなエネルギーに依存する人々の様子を皮肉たっぷりに歌っている。
その歌詞の中には『FEARS(恐怖)』と『NUCLEAR(原子力)』いう韻を踏んでいて興味深い。
そしてアルバムは『ELEGY』(哀歌.悲歌)という祈りにも似たインストナンバーで幕を下ろす。
しかし北海油田はもう10年保たないとの話も聞く。
どうなるスコットランド?

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  • Posted by: 飯野 雅彦
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