蜂騒動

蜂疲れ様です！
本日も絶好調『トロメラ』稽古やっちょります！
そんな稽古現場に着いたら、なんだかみんなが怯えているではないか。
訳を聞いてみると
「なんか体がしっかりした虫が飛んでて怖いんですよ〜！」
との事。
なんだ!?「体がしっかりした」って？
そしてみんなが「このくらい！」「いや、このくらい！」と500円硬貨位の丸を人差し指と親指で作り私にズイズイ見せるではないか。
何それ、結構デカいな！と思い「蝶系？蜂系？」と聞くと
「蜂系！」
だと。
じゃあ、出てきたらなんとかします、と一旦皆を落ち着け、さあ始めますかと思った瞬間
「ウキャー！」
悲鳴！逃げ惑う人々！
指さされた方向を見るとそこには細っちぃ足長蜂が一匹飛んでいた。
全然体しっかりしてないじゃん！500円硬貨っつーのは飛んでる時の全体の感じの大きさの事だったのね？金子君大袈裟だよ〜、とは思ったが人々はまだ怯えて逃げ惑い続けている。
まあね、刺すっちゃー刺すからと思い、処理にかかった。
とりあえず台本挟んでいるバインダーでスイーッシュッと蜂を優しく外に促そうとしたら蜂はトスッと地面に着陸した(その瞬間も勿論「キャー！」だ）。
すかさずコーヒーカップのフタで捕獲！一先ず安心。しかし民衆の声はまだ響く。
「外に出して下さい！外に出して下さい！」
まあ、そうだよね…という事でその被せたフタを地面から離さないように引きずりながらドアの方に蜂を連れて行った。
その様子を見ながら色々言ってくる民衆の様子が実に面白かった。
怯えながらもズルズル移動するフタに注目しながら
「そ、その中に本当に入っているんですかっ？」
「逃がしたらまた入ってきちゃいますよね〜。殺しちゃって下さい…殺しちゃっって下っさいっっ！」
「そこ段になってますよね〜大丈夫ですか？逃げませんか？っつーか…ホントに中にハチ入ってますかっ!?」
「入ってるっつーのっ！」
そのみんなの必死さがなんか微笑ましかったッス。
蜂は無事外へ。もう入ってくるなよ〜、てなワイワイからスタートした稽古。本当にみんな良くついて来てくれます。
ハラマサ曰わく「僕がついて行くのが大変なスピードで稽古が進んでいるのに、みんな食らいついて成長してますよね…。」。
いや全くその通り。
そして、まだまだ伸びます。
稽古行くのが本当に楽しみですわ。

• 14-10-09(木) 21:44
• Category: 飯野雅彦
• Posted by: 飯野 雅彦
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