121103_2055誰の家かは分からないが、十畳位の和室にいる。
旅館の宴会場みたいな雰囲気もある。
私は壁を背に胡座をかいて座っている。
そしてその部屋に一人、30代位の小さなアフロに上下ピンクのジャージ姿のガタイの良い女性が入ってきた。
そしてその女性は「はい、始めます。」みたいな事を呟きの完成度の低いダンスを踊り出した。

どうやらその女性は振り付け師で、私はダンスの振りを教えてもらう、という段取りの様だ。
しかしその振り付けはまだ彼女の中でも固まっていないらしく、踊りながら「ここはまだちょっと決まってなくて…。」などとボソボソ言いながらフワフワしたダンスをひとしきり披露した。
彼女が「じゃ、教えましょうか…。」みたいな感じになったのを私は遮り「まだ決まってないなら別に来年で良いですからちゃんと作ってきて下さい。」と言った。
彼女は不満みたいな態度だったが理解したみたいだった。
そして徐にデジカメみたいな物を出して、自分の振り付けを撮影し始めた。
勿論その完成度は相変わらずである。
私は「撮るまでもねーだろ…。」と思いながら帰り支度を始めた。
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