夢
駅の改札を抜けてどちらか口に出たらちょっとした広場があり、たまにそこでイベントをしている、みたいな良くある所が今回の場所だ。私はその広場を気にせず階段を降りて行こうとしたらとある曲の生演奏が聴こえてきた。
この曲は『STATESIDE』ではないか。しかも歌っているこの声は間違いなくHUNT SALES。(写真の右の人物。左は勿論BOWIE)
この曲はDAVID BOWIEが組んで2枚のアルバムを残したバンドTIN MACHINEの2ndアルバム(1991年)収録の物でBOWIEのバンドだというのにリードヴォーカルをドラマーのHUNT SALESが取っているという曲だ。
まさか…と思って広場に戻ってみるとなんとそこにあった特設ステージでHUNTが1人でドラムセットに座り『STATESIDE』を叩き語りしているではないか!
そして…まさかのまさかと思って周りを見渡したらステージの下手にBOWIEがしゃがんで見ているではないか!
そのBOWIEは髪は真っ白で上下白のスーツで『SERIOUS MOONLIGHT TOUR』の時の風貌に近かったが、痩せ方の雰囲気としては老人だった。しかしニコニコ(というかいつものニタニタ)とステージを見ていた。
私は当然BOWIEに詰め寄った。
その瞬間私と彼はどこかのホテル(豪邸?)のロビーにいた。赤いベルベットの内装で誰かの肖像画とかが壁に掛かっている。
「なにやってんですか!全然表に出て来ないし、あんなにマメに更新していたHPのニュースだって今年の2/24で止まってるし!死んだかと思ったよ!まだ引退すんじゃねーぞ!!」
私は泣きながら彼に苦情を並べた。そして泣き崩れた。
BOWIEはニタニタしながら「分かった分かった…。分かったから泣くな。」みたいに私を宥めた。
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