120529_1722場所は100人位が入れる大学の講義室みたいな所だ。
そこにある机と椅子を全部後ろに移動させて、室内の半分をあけてある。
どうやらそのスペースを使って、芝居の稽古をしているらしい。
廊下側と、その反対側の外からは夏の爽やかな陽が射しこみ「青春」を感じさせる現場だった。
そこで稽古しているのは20〜30代の男女20人位。
演出家らしき人物が押しやられた机の一番前に座りスペースに向かって指示を出している。
私はその少し後ろの机と椅子に隙間を作って座り稽古を見ている。
私は出演者に知り合いがいるらしく、その繋がりで見学しているみたいだ。
稽古が始まった。
内容は分からなかった。
が、何か一つの問題に対して各々が真剣に意見を言い合っている討論のシーンらしかった。
別にさして特徴のない場面だったが、1つだけ「これはどうなっているんだ?」と思った事があった。それは、役者それぞれがそれぞれの台詞を言う度に「パッ」と着ている服が変わる、という現象についてだ。
しかも劇的に変わる、という程ではなく、白Tシャツに青ジャージが台詞を言う瞬間、パッと白ポロシャツに黒短パンに変わった、という程度の変化なのである。
その程度の変化がめまぐるしく行われていく中、1つだけ笑ってしまったのは、ちょっと小太りな30代後半位の男性役者が何回かに1度全裸に変化するのである。
服着てる→台詞→全裸→しばらくそのまま→台詞→服着てる
となるが、周りは勿論それには一切触れない。
つまり彼等にとってみればそれ当たり前の事なのだろう。
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