どこかのリハーサル室にいる。
学校の教室2つ分位の広さで、壁1面が鏡。後の壁3面はオレンジ色っぽい防音壁になっている。フジテレビ内のリハーサル室に似ている。
そこで私は1人でいた。
しばらくすると館内アナウンスで
「タイトルは『父の本』です。」
と告げられた。
どうやらこれは…
「告げられたタイトルを元に、言葉を使わずにパントマイムみたいな感じの小さな芝居のシーンを作る」
という場らしかった。
なので私はすぐに
「ドアを開けて帰宅して来た男が息子の頭を撫でている。すると『あっ、そうだ…』みたいに何かを思い出して、書斎の上の方にある1冊の本を梯子で取りに行き、その1冊を息子に『大切にしなさいね』みたいに渡し、そしてまたその頭を撫でる」
みたいな無言劇をやってみた。
しばらくするとまた館内アナウンスで
「丁寧過ぎる」
と言われてしまった。
私は「丁寧で何が悪い!」と叫んだ。

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