夢
時刻は夕方、午後六時過ぎ。周りは何らかのタンクや管が張り巡らされているどこかの海沿いの広範囲な工場地帯らしい。
埃やオイルの臭いや何らかの靄やらで実に男くさい状況だ。
私はそこの労働者らしい。汚れたグレーのツナギを着ている。そして7、8人の同僚とプレハブに入って行く。
雰囲気としては「今日も1日良く働いたわ~。」だった。
私は室内に入った瞬間、口内に違和感を感じた。
何かがコリッとする。
舌で触ってみて気付いた。
どうやら私から向かって口の中、左側の下の犬歯が抜けたのだった。
すぐに口に手を入れて歯を取り出して見た。
当たり前だが「歯だ。」と思った。
急いで鏡で口の中をみた。
ヒエ~!なんで!と動揺していたら同僚が寄ってきて私の口の中を見た。
皆さん笑っていた。
私は「差し歯入れんの大変だ…。生えねえかな…。カルシウム取りまくったら新しいの生えてくるかも…。」と考えていた。
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