重なるもんだ

某所でお茶していた。するとレジにスサッと一気に三人並んだ。一人目(サラリーマン風若男）は「アップルパイ３つ」を注文。どうやら作り置きは２つだったらしく１つは「五分ほどかかります」らしく、一人目は待つ事にした様だ。そして二人目(女子高生）。その注文は「アップルパイ１つ」。「只今アップルパイは五分少々お待ち頂いておりすが…。」の説明があり、そして二人目も待つ様だ。連れに「アップルパイ待つって…。」みたいになっている。そして三人目(少年）。こいつもまた「アップルパイ３つ」の注文と来た！当然「只今アップルパイ…。」の説明がある。その頃に早くも最初の１つが上がったらしく「アップルパイ３つでお待ちのお客様、お待たせ致しました。」となり、厨房の中でも「アップルパイ入れといて～！」等と大変そう。思ったのは、この５分の間こんなに集中して『アップルパイ』という言葉を聞いた事はなかったなぁ、という事。『アップルパイ』『アップルパイ』『アップルパイ』飛び交う飛び交う！そうこうしている内に厨房から「アップルパイ出来ました！」「アップルパイ３つでお待ちの～！」と盛んだ。重なるもんだなぁ。

• 09-06-12(金) 09:55
• Category: 飯野雅彦
• Posted by: 飯野 雅彦
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