鬼や福は混在

豆疲れ様です。
定期的にお邪魔している某お寺に1月に行く事が出来なかったので今更ながら行く。
「もう2月だし閑散としているだろう。」と思っていたが、予想に反して大変な人集りになっていて焦る。
「何なんだ?この騒ぎは?」と思っていたらとある看板が見えた。
『豆まき 午後3時より』
…そっか、今日は節分か…。全く気が付かなかった…。
それでまあせっかくなのでその豆まきに参加してみる事にした。
ちょっと高い位置にある特設された舞台の様な施設の回りには約300人位の老男女が今か今かと豆まきを待っている。
その様子は正に「フェス」。
しかしオーディエンスはほとんどが「老男女」なので、その中で一緒に立って待っているとなんとなく漂ってくる「そういうフレイバー」にちょっとやられそうになる。
その戦いが15分程あった後、猿の面を被った人物と鬼の面を被った人物との狂言風寸劇があり、いよいよ豆まきがスタート。
舞台上から豆が入った小袋がバンバンまかれた!
そしたらもうローディエンス(老オーディエンス)の皆様は我先にと小袋をゲットしようと押し寄せたり落ちた小袋を拾おうとグイっと来たりでもう元気元気!
私はその様子にちょっと引いてしまい「まあ無理しないでいよう。」と思ってそのまま立って見ていたらスポンッと手元に小袋が落ちてきたので難なく豆を頂く事が出来た。良かった良かった。
周りを見てみると小袋をやたらと沢山持っている方や、結局取れずに残念そうにしている親子連れ等それぞれだ。
そんな中、60代位のオバサマが警備に来ていた警察官にしきりに何かを訴えていた。
「豆がを取ろうとしていたら財布が無くなってた!」
世間は必ずしも鬼は外、福は内ではない様だ。

  • Category: 飯野雅彦
  • Posted by: 飯野 雅彦
  • Comment : (0)

コメント