三畳位の狭い部屋にいる。
壁はコンクリート。その頭上2m位の高さにある小窓から明かりが弱々しく差し込んでいて、うっすらと見える床は焦げ茶色のフロアーリングだ。
留置場か?
私はその静かな部屋の中で、白い半袖シャツに白いパンツ姿でぼんやりと立っている。
グッという空気の感覚に気付き床を見る。
フロアーリングの床に子供の裸足の跡らしき物がペタペターと7、8個ほど白く浮き出てきた。
すると急に私の頭にグーッと何らかの力がかかり強引にしゃがまされるではないか。
そしてそのまま私は部屋の端にギューッと押さえつけられ続けた。
そして思った。
「そ、そういう…事かぁ…。」

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