ヒュー!

ヒュー疲れ様です!
私はヒュー・グラントが大好き。
今までのキャリアで彼が「2枚目のにやけた英国人男性」以外の役をやったことは無い。役は全部一緒。芝居も全部一緒。
ヒュー・グラントは演技をした事はないのだ。台詞を覚えてそのまま話しただけなのだ。
彼は役者を超越した存在なのだ。
ヒューが出演しているというだけで「あー、多分この映画は『男が付き合いそうもない女性と出会って、結局付き合って、後半一度ケンカするけど最後劇的に元サヤ…』という内容なんだろうな。」と分かる。
そして世界中の人がそう思っている事をヒューは知っていて、それを楽しんでいる。
アクターズスタジオインタビューでバリバリメソッドな生徒から「なんでおまえがウッディ・アレンの映画に出れてんだよ。」みたいに半分シカトされながらも、「君達は稽古で本気で泣いたりするんだろ?」とおちょくり返すヒューが大好きだ。
そんなヒューのバイオ本らしき物を古本屋で激安で発見。
そして読んでみるとどうも雰囲気がおかしい。
役者ヒューについて客観的に書かれた分析本というよりかは、若い頃のヒューの暴露本。
どうやら著者は元カノらしい。
そうだよね、役者としてヒューを語ろうとするなんてリスキーな事する人はいないよな〜。
でもこの一冊からヒューの演技理論が「芝居は日常生活から学ぶ」である事を知り納得。「習うより慣れろ」的な事かな?私も同感だ!
多分ヒューが近々ダニエル・デイ・ルイス級の評価を受ける事は無いと思うが、30年後には有り得るのではないかと期待している。
次回作を待つ!
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