130503_1529場所は渋谷。
これは確定らしい。しかし場面は常に室内なのでその様子からは渋谷を感じる事は殆ど無い。が、ここは「渋谷」らしいのだ。
その室内は、7階建てビルのワンフロアーがアートギャラリーになっている、といった雰囲気の場所で壁はセメント打ちっぱなしに白い床、薄暗い中に点々と間接照明というありがちなセッティングだった。
壁に掛けられるのはハガキ位のサイズの小さな絵ばかりで印象は薄い。
来場者もまばらで全部で10名位。
私はどうやら間違えてこのギャラリーに来てしまった様子で、手に持っているDMチラシと館内案内板を見比べて「4Fか…。」と言った。ここは5か6Fらしい。
ビルに入った目的は4Fにある劇場に舞台を観に行く事だったのだがエレベーターで間違ったフロアに降りてしまったらしい。
それで私はなぜか外の非常階段を使って4Fに降りた。
ロビーはさっきまでいたギャラリーと殆ど同じ様子だった。違ったのは奥にガラス張りの受付(映画館みたいな)があった事だけだ。
私は受付に近づいて中を覗いたがカーテンがかかってあり見えなかったが、カーテンに『4:00〜22:00』というなんだか良く分からない時間帯が赤い文字で書かれたハガキ大のカードが貼ってあった。
カーテンの隙間から品の良い老婆がウロウロしているのが見えた。
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