京王線らしき電車に乗っている。窓から見える景色に緑が増えていく。上りではなく下りみたいだ。
周りを山に囲まれた駅で止まり下車した。
駅前には店はほとんど無く小さなロータリーにも車は停車していなかった。
「晴れているな。」そう思って見上げると線路の向こうに小高い山が見える。
山の向こうからモクモクと黒い雲が出てきた。
「雨か?」と一瞬思った。しかし様子がおかしい。
雲かと思われたモクモクはどんどんドス黒く山を越え、遂に山全体を覆いこっちに向かって来るではないか。
ついにはモクモクは稲妻の様な物を発し始めた。
これは逃げなければ命が危ない!そう感じ走って逃げてはみるがどう考えてもモクモクが来るスピードの方が早いので…つまりはもう「終わり」。
「あー死ぬわ。」と思って山の方を振り向いて、ギョッとした。
5、6体の黒い巨人が黒いデカイ自転車に乗って広がるモクモクに向かって順番に突っ込んで行っているではないか!
自転車に乗った巨人はその全長は100m位になっていて、1体突っ込む毎にモクモクは分散するので最後の巨人が突っ込んだらモクモクはほとんど無くなった。
突っ込んだ巨人達の姿は見えなかった。モクモクに吸収されたのだろうか?
私はこの出来事によって飛行機に乗り遅れる!と思ったので、すぐに空港に電話した。

  • Category: 飯野雅彦
  • Posted by: 飯野 雅彦
  • Comment : (0)

コメント